AO入試対策,AO入試

AO入試を実施している大学

AO入試を実施している大学は、現時点で約600校です。
その内、国公立は1割強くらいと言われています。
地域的に見ると、首都圏を中心とした関東や近畿が多く、北陸が少なめといった感じですね。
全国どこの都道府県にもAO入試を実施している大学はあるようです。

具体的な名前を挙げてみましょう。
まず国公立ですが、北海道では「北海道大学」「公立はこだて未来大学」などが該当します。
東北だと「東北大学」「秋田大学」「宮城大学」などですね。
関東だと「千葉大学 」「横浜国立大学」「お茶の水女子大学」「一橋大学」「横浜市立大学」といったところが該当します。
北陸・東海では「静岡大学」「金沢大学」などが、AO入試を実施しています。
近畿では「神戸大学」「大阪府立大学」「京都府立大学」などといったところがそうです。
中国・四国では「広島大学」「高知大学」「山口県立大学」などがそうです。
そして九州では、「九州大学」「長崎大学」「大分大学」「鹿児島大学」などが該当します。

国公立大学でAO入試を実施している大学は、まだそれ程多くはありません。
恐らく今後増えていく事でしょう。

一方、私立大学はかなりの数の大学が実施しています。
特に有名な大学を挙げてみると、「慶應義塾大学」「早稲田大学」「中央学院大学」「国士舘大学」「青山学院大学」「明治大学」などです。
私立に関しては、全国津々浦々、様々な大学がAO入試を実施しています。
選りどりみどり、といったところですね。

横浜国立大学のAO入試

横浜国立大学は、1949年に横浜のいくつかの大学が統合してできた大学です。
国立大学の法人化に伴い、2004年からは「国立大学法人横浜国立大学」となりました。
この横浜国立大学は、工学部と教育人間学部に力を注いでいる大学として知られています。

そんな横浜国立大学では、「教育人間科学部 学校教育課程・教科教育コース」「工学部 生産工学科」「工学部 物質工学科」「工学部 建設学科」「工学部 電子情報工学科」「工学部 知能物理工学科」において、AO入試が行われています。
工学部は特にAO入試に力を注いでいるようで、全ての学科で実施しているようです。
シビルエンジニアリングコースでは、定員の2割をこのAO入試によって選抜しています。

その概要は、どのコースでもまず書類氏審査による一次選抜が行われ、それを通った学生に対し、二次選抜に当たる口頭試験を実施します。
万一この入試で失敗した場合でも、一般入試で再チャレンジすることが可能です。

これらを見る限り、横浜国立大学はAO入試にかなり力を注いでいるようです。
特に工学部、エンジニア系は、その傾向が顕著です。
技術屋というのは、頭でっかちでは中々育ちません。
本当にその分野に向いているかどうかは、その人の性質に現れます。
それを見極める為に、AO入試を重視しているのでしょう。

仮に失敗したとしても、一般入試で受かる可能性は十分ありますので、尻込みせずチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

東北大学のAO入試

東北大学は、筑波大学、九州大学と並び、国立大学で最も早くAO入試を取り入れた大学です。
それに伴い、アドミッションセンターを設置しましたが、現在では廃止されていてありません。
それでも、東北大学が国立大学におけるAO入試のパイオニアの一つである事に変わりはなく、国立大学のAO入試と言えば、東北大学の名前を挙げる人は数多くいます。

東北大学は、1907年に東北帝国大学という名前で創立されて以降、実に100年以上の歴史を持つ大学です。
現在の名称になったのは1949年で、国公大学の法人化に伴い、2004年からは法人となりました。

そんな東北大学でAO入試を実施しているのは、「工学部」「理学部」「法学部」「教育学部」「経済学部」「医学部」「歯学部」「薬学部」「農学部」です。
文学部以外は全て実施されています。
これだけを見ても、東北大学がAO入試に力を注いでいることがわかるかと思います。

東北大学のAO入試は、I期〜IV期に渡って行われます。
I期とII期は同じ時期で、出願期間は10月下旬、試験日は11月下旬、合格発表は11月末となっています。
I期は工学部、II期は法学部、理学部、工学部でそれぞれ実施されます。

III期は出願期間は1月下旬、試験日は2月中旬、合格発表は試験日の翌日、または二日後です。
「教育学部」「経済学部」「医学部」「歯学部」「薬学部」「工学部」「農学部」で行われます。
IV期は少々特殊で、10月入学となっています。
出願期間は7月中旬、試験日と合格発表は8月上旬となっています。

東京工業大学のAO入試

東京工業大学は、1929年に創立した国立大学です。
法人化に伴い、現在の名称は国立大学法人東京工業大学となっています。
工業分野における技術者の育成を目的に設立された「東京職工学校」が原点としてあり、現在もその指針に変更はありません。
工学分野においては日本で2番目、世界でも22位という評価を「The Times Higher Education Supplement」という情報誌では受けています。

そんな優秀な東京工業大学のAO入試は理学部のみが実施しています。
人気も高く、見る目はかなり厳しいようです。
昨年はAO入試の募集人員20名に対し、受験者数は765名だったそうです。
その合格倍率は実に34.3倍となっています。

出願資格は通常のAO入試と同等で、中学・高校の卒業者及び来年卒業予定の学生、通常課程による12年の学校教育の修了者及び修了見込みの者、または学校教育法施行規則で定められた、高校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び来年これに該当する見込みの者のいずれかです。

審査方法は、書類審査及び数学を題材とする筆記試験「課題I・II」で、これらの結果を総合的に判断し、合否を決めるという事です。
この筆記試験が非常に難易度が高く、一問解くのに一時間は掛かるそうです。
「課題I・II」共に150分、計5時間を使って4問解く訳なので、時間的には大丈夫なのですが、その難しさは、相当なものがあり、よほど知識がないと正解を導くのは難しいとされています。

慶應義塾大学のAO入試

慶應義塾大学は、1920年に設置されて以降、日本で最も有名な大学の一つに数えられている私立大学です。
創立者は、当大学の礎となった蘭学塾を開校したかの福澤諭吉であり、慶應義塾大学のキャンパスには彼の胸像が立てられています。

非常にレベルも人気も高い大学で、OB・OGには様々な有名人がいることでも知られています。
有名どころだと、女子アナの内田恭子さん、中野美奈子さん、前田有紀さん、大木優紀さん、斉藤舞子さん、ミュージシャンの竹内まりやさん、一青窈さん、KREVAさん、野球選手の高橋由伸さん、タレントの加山雄三さん、石坂浩二さん、石原良純さん、ふかわりょうさん、別所哲也さん、政治家の小泉純一郎さん、中曽根弘文さん、小沢一郎さん、石原伸晃さん、宇宙飛行士の向井千秋さんなどが挙げられます。
また、元モーニング娘。紺野あさ美さんはAO入試で合格しました。

そんな慶應義塾大学は、日本で始めてAO入試を実施した大学としても有名です。
以降、慶應義塾大学は日本におけるAO入試のパイオニアとして、今もAO入試を続けています。
実施している学部は総合政策学部と環境情報学部で、A方式、B方式、C方式の三つに分かれている所が特徴です。

A方式の出願時期は8月、10月出願で4月入学、6月出願で9月入学の三パターンあります。
1次選考は書類審査、2次選考は25分間の面接でそれぞれ行われます。
通常のAO入試と考えて差し支えないでしょう。

B方式は年1回、8月出願で4月入学のみです。
A方式と審査内容はほぼ同じですが、書類審査に自由記述欄がなく、出願資格は異なるので、しっかりチェックしておきましょう。

C方式は、やや特殊で、出願資格に様々なコンテストやコンクールの成績が求められます。
いわゆる一芸入試に近い形です。
1次選考は免除で、15分間の面接が行われます。

早稲田大学のAO入試

早稲田大学は、慶應大学と並び、日本で最も有名な私立大学の一つです。
早慶戦に代表されるように、スポーツも盛んで、ハンカチ王子こと斉藤佑樹さんや卓球の福原愛さんが在学している事でも知られています。
あまりにも有名な大学なので、当然のように有名人がOB・OGには多く、大物政治家にも早稲田大学出身者は数多くいます。

そんな早稲田大学は、数ある大学の中でも特にAO入試を重視している大学としても知られています。
実施している学部/学科及び募集人員の数は全大学中トップクラスの多さで、政治経済学部の「政治学科」「経済学科」「国際政治経済学科」、基幹理工学部の全学科、創造理工学部の「建築学科」「環境資源工学科」「総合機械工学科」「社会環境工学科」、先進理工学部の全学科、国際教養学部の「国際教養学科」がそれぞれ募集を行っています。

区分も「総合選抜入試」「オリンピック入試」「チャレンジ入試」「創成入試」などと分かれており、その種類によって、募集人員や出願期限、出願条件、試験日が変わります。

前年度の入試結果は大体どの学科も4倍〜5倍の合格率となりました。
定員に対し、志願者がその4〜5倍いたということです。
特に教育学部のAO入試は500名を越える志願者がおり、AO入試の人気を物語っていました。

早稲田のAO入試を有名にしたのは、女優の広末涼子さんでしょう。
彼女が合格した事で、AO入試の認知度は大きく上昇しました。
結局は中退してしまい、有名人の大学生活の難しさを浮き彫りにする結果となりましたが、AO入試の出願者は以降飛躍的に上昇したと言われています。

明治大学のAO入試

明治大学は、言わずと知れた有名私立大学です。
1920年に設立されて以降、90年近い歴史の中で、その存在感を保ち続けています。
東京六大学の一つとしても有名で、野球などのスポーツでも良く名前を聞く大学です。

そんな明治大学には、法学部、商学部、政治経済学部、文学部、理工学部、農学部、経営学部、情報コミュニケーション学部、国際日本学部がありますが、この中でAO入試を実施しているのは、国際日本学部以外の全ての学部です。
非常にAO入試に対して積極的な大学である事がわかるかと思います。
特に、理工学部全般とスポーツ学科に関しては、AO入試を積極的に実施しているようです。

出願期間は学科によって異なり、スポーツ系は7月下旬と8月末〜9月上旬の前、後期に分かれており、経営学部は10月、その他は9月となっています。

1次選考も学科によって内容が異なります。
情報コミュニケーション学部と経営学部、理工学部の機械工学・情報科学は書類審査のみ、他はエントリーシート審査、学力調査、面接試問、専門実技試験などが行われます。

2次選考も小論文や面接など、学科によって変わってきます。
情報コミュニケーション学部は、スポーツ分野以外は3次選考まであります。
スポーツ系は条件として、指定競技で全国大会16強に入っている事を要求されます。

明治大学のAO入試は、条件面でやや厳しいように思えます。
学生に対し質の高さを要求しているのは、明治大学のレベルの高さを物語っています。
それだけ、AO入試の意義を重視し、尊重しているという事です。

関西大学のAO入試

関西大学は、大阪にある私立大学です。
1922年設立で、既に80年以上の長い歴史を築いています。
関西における名門大学の一つに数えられており、大阪では非常に有名な大学として知られています。

そんな関西大学には、法学部、文学部、経済学部、商学部、社会学部、政策創造学部、総合情報学部、システム理工学部、環境都市工学部、化学生命工学部といった学部が存在しています。
そして、その全ての学部でAO入試が行われています。
関西大学は、AO入試に対して非常に積極的な大学と言えるでしょう。

関西大学のAO入試は、比較的他の大学よりも学部ごとの差異が少なく、足並みを揃えている印象が強いですね。
出願期間はどの学部も9月中旬で、1次選考は全て書類審査、1次合格発表も同じ10月中旬です。
さすがに2次試験の内容は学部によって異なりますが、合格発表は全ての学科で11月頭となっています。

これだけ足並みが揃っているのは、大学のAO入試に対する理念がハッキリしている証拠でしょう。

そんな関西大学のAO入試の競争率は、学科によって大きく異なります。
1倍強の学科もあれば、8〜9倍という学科もあります。
工学系は比較的志願者数が少なく、法学部、文学部がかなり多いようです。
この辺りは、普通試験の難易度との兼ね合いが強いかと思います。
募集人員の数は、文学部が最も多く、60人ほどを取っています。
文学部に人気が集まっている理由の一つといえるでしょう。

立命館大学のAO入試

立命館大学は、京都に校舎を構える私立大学です。
19922年に設置され、80年以上の長い歴史を築き上げてきた名門大学です。
非常に知名度の高い大学で、受験者も多く、関西方面では抜群の人気を誇る大学として知られています。

立命館大学、という堅い名前のイメージから、規律に厳しく、とても堅い印象を持たれているようですが、実際には自由と清新をモットーとした大学で、平和を尊重する朗らかな学風です。

そんな立命館大学には法学部、経済学部、経営学部、産業社会学部、国際関係学部、政策科学部、文学部、理工学部、情報理工学部、映像学部、薬学部、生命科学部と数多くの学部がありますが、全ての学部において、AO入試が行われています。
特に、法学部、産業社会学部、政策科学部では、多くの募集人員を募っており、AO入試による人材確保を優先的に行っているようです。

出願期間は法学部のみ8月末〜9月頭と9月中旬の二回に分けて行っていますが、後は全て9月中旬で統一されています。
1次選考は産業社会学部、国際関係学部は論文作成、他は書類審査となっています。
2次選考は学科ごとに異なり、面接であったり、プレゼンテーションであったり、グループディスカッションを行ったりして、合否を決めています。
合格発表は学科で異なり、10月中旬〜11月上旬に分かれています。

AO入試の競争率は極端に高い事はなく、大体2〜5倍の範囲です。
学校全体でも3.5倍くらいですね。

中央大学のAO入試

中央大学は、東京に校舎を構える私立大学です。
大学設置は1920年で、もうすぐ90年を迎える日本有数の古い歴史を持つ大学です。
「個人の自由の尊重と実証的・合理主義の学風」を見学の精神として持っており、その精神は現在も受け継がれています。
スポーツも盛んで、よく箱根駅伝などでその名前を聞くことがあるのではないでしょうか。

そんな中央大学は「エンジニアや科学者として科学技術の第一線で活躍したい若者」「自己実現に向かって前進したいモチベーションの高い若者」「科学技術の継承と新発見を通じて社会貢献したい若者」の募集を、アドミッション・ポリシーとして掲げています。
AO入試には最適な大学と言えるでしょう。

そんな中央大学において、どの学部がAO入試を実施しているか調べる場合、少々戸惑ってしまうかと思います。
というのも、AO入試とはっきり明記していないからです。
中央大学では、社会人等自己推薦入学試験、自己推薦入学試験、公募推薦入学試験、スポーツ推薦入学試験といった形で募集しています。
社会人等自己推薦入学試験は法学部、自己推薦入学試験は経済学部、商学部、理工学部、公募推薦入学試験は総合政策学部が存在しています。
スポーツ推薦入学試験は、全学部が実施しています。

倍率は、スポーツ推薦の場合はほぼ全て1倍で、受けた人間全てが受かっている形です。
それ以外では、理工学部が1〜2倍、総合政策学部が2〜3倍、商学部が3〜8倍となっています。
商学部の自己推薦枠はかなり倍率が高くなっています。

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